ホーム > 啓発・社会活動 > 第2回 医療機関における注意欠如・多動症(ADHD)児の親へのペアレント・トレーニング実施者養成研修 のお知らせ

第2回 医療機関における注意欠如・多動症(ADHD)児の親へのペアレント・トレーニング実施者養成研修のお知らせ

注意欠如・多動症のペアレント・トレーニング(親を対象にした心理教育と行動療法を主体としたトレーニングBehavioral parent training: BPT)は、患児が社会的に望ましい行動を取った時に親が注目して褒める、望ましくない行動を取った場合には注目をしないといった行動療法理論を親に系統的に講義し、家庭で児の行動に介入し、マネージメントする方法をトレーニングするものです。児童の問題行動、親の育児ストレスを改善させるとして、欧米ならびに本邦の治療ガイドラインで推奨されています。
本研修を受講することにより、医療機関のスタッフがペアレント・トレーニング施行の際の基本的な素養を身につけられるようカリキュラムが構成されています。ペアレント・トレーニングについての講義を受け、ワークやロールプレイを実際に体験します。

日時 令和4年1月18日(火)10時から17時 ZOOMにて開催
対象者 注意欠如・多動症と診断される児童の診療に関わる医療機関の専門家(医師・公認心理士等の臨床心理技術者・看護師・精神保健福祉士・作業療法士・言語聴覚士)
全ての研修時間出席可能な方
課程内容
(予定)
(1) ペアレント・トレーニング/注意欠如・多動症とペアレント・トレーニングについて(講義)
(2) 注意欠如・多動症について(講義)
(3) 導入/プログラムの進め方(講義とワーク)
(4) 行動を3種類に分ける(講義とワーク)
(5) してほしい行動に注目する/ほめることを習慣にする(講義とロールプレイ)
(6) してほしくない行動への注目を取り去る(講義とロールプレイ)
(7) 指示の出し方(講義とロールプレイ)
(8) ほめほめ表(講義とワーク)
(9) ルールを提示する(講義とロールプレイ)
(10) 環境調整/学校との連携(講義とディスカッション)
(11) ペアレント・トレーニング実践に向けて(講義)
(12) 慢性疾患のペアレント・トレーニング(講義)
(13) 質疑応答
定員 20名(応募者多数の場合は選考)
※選考理由についての問い合わせには応じることができません。
申込方法 2021年12月10日までに、下記Googleフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/9h2sNayYYAghpp7v5
受講料 無料
問い合わせ kokoroparent@gmail.com
主催 令和3年度厚生労働科学研究費補助金(障害者政策総合研究事業)
課題名:ペアレントトレーニングの効果測定尺度の開発及び実施者養成研修カリキュラム作成のための研究により、東京大学医学部附属病院こころの発達診療部、国立精神神経・医療研究センター知的発達障害研究部での共同開催