研究概要
トゥレット症候群及び近縁の精神神経疾患における臨床情報の後方視的検討
1.本研究の目的 | 本研究は、診察の際に得られた臨床情報を調査することで、我が国におけるトゥレット症候群及び近縁の精神神経疾患患者の状態、治療や支援の実態を海外とも比較しつつ明らかにすることを第1の目的としています。さらに、患者の状態と治療や支援との関連の検討を通してよりよい治療や支援につながる知見を得ることを第2の目的としています。 なお、研究班は、入手した情報をこの研究目的を逸脱して利用することはありません。 |
2.対象 | 平成17年4月1日から平成24年6月30日までに東京大学医学部附属病院「こころの発達」診療部及び協力医療施設を受診したトゥレット症候群及び近縁の精神神経疾患患者を対象とします。 |
3.方法、研究が行われる機関、実施場所 | 東京大学医学部附属病院内において、患者カルテを見ながら個人情報を除いた診療内容を調査票に記入します。この時点で患者の匿名化は完了しています。協力医療施設でも同様の手順でデータを収集します。患者識別情報が含まれないデータのみ研究者が研究に利用します。研究者は、データの統計解析を主に東京大学医学部附属病院内で実施いたしますが、一部は協力医療施設で実施する可能性があります。 |
4.研究における倫理的配慮について | 本研究は、診察の際に得られた臨床情報の解析です。患者の生命・健康に直接影響を及ぼさず、人体から採取した試料は用いず、患者を特定するデータも存在しません。 |
5.連絡先 | ご質問等ありましたら、下記までご連絡下さい。 東京大学医学部附属病院「こころの発達」診療部 金生由紀子 電話:03-3815-5411(代表) e-mail:kano-tky@umin.ac.jp |